東海道ブルトレが神話になってから久しい。
しばらく鉄から離れていた自分に残されていた時間はあまりなかった。
銀河が消え、なは・あかつきが消え、ムーンライトも臨時格下。
違う形で生き残った「瀬戸」「出雲」は、運命を打ち砕くことができるのだろうか。
ここでは、短期間ながら「富士・はやぶさ」を追いかけた記録を。
#2010.4.5 update
@根府川~早川
有名撮影地である米神踏切。
きれいなアウトカーブで、綺麗な編成写真が撮れる。従って、ここでの作例は普通は横撮り。
しかしこの場所に通い撮り溜めた写真は、全て縦構図。
機関車の迫力が溢れる写真を撮りたいと思う、私なりの答え。
それに、流石は有名撮影地。既に先客が10名ほど居た関係で、自分のポジションから横構図で切り取ると、架線柱が入ってしまう。
結果的に上手くいったので、これでよし。
あと、思ったことが。
「邪魔だ」と言って、線路脇の垣根を圧し折ってるおガキ様がおりました。
すぐ近くの小さな踏切に大きな三脚を立てて構えてる輩もおりました。
周辺の路上駐車も目立ちましたし、非常に残念です。
撮影者にとっては良い撮影地ですが、近隣住民にとっては貴重な生活空間です。
折られた垣根は、どんな想いで植えられた垣根だったのか。
小さな踏切を三脚で塞ぎ、住民にどんな思いをさせていたか。
路上駐車で生活道路を阻まれ、困った人々がいることを考えたか。
自分さえ良ければ良いというのは、社会で生きていく上で最も最低な考えです。
そこにいる全ての方々が気持ちよく過ごせるように、一人ひとりが考えなくてはいけません。
でなければ、近い将来、鉄道にカメラを向けることができなくなるかも知れません。